A君と私(完)

A君が私の深層心理の体現者だったと感覚的に気付き始めたものの、当時理論的に自分を分析出来るはずもない私は、そこから目をそらしながら特に深く考えずに日々を送っていた。それが後に私の数奇な人生(運命)に繋がっていくのだが、その内容については今は諸事情もある為、また今度機会があれば触れていきたいと思っている。もうあまり使われなくなった言葉かも知れないが、昔よく『高校デビュー』という言葉を耳にした。意味は...

A君と私(9)

私が幼い頃、夢中になってウルトラマンや仮面ライダーなんかを見ていた。しかもそれは続編続編で、今も変わらずに子供たちを夢中にさせている。ある意味最強の長寿番組だ。当時の記憶で印象に残っていることがある。ある日テレビで仮面ライダーを見ていると、隣にいた兄から「正義とか悪とかっていうのは人が勝手に言っているだけで、あいつら(悪の組織)からしたら、仮面ライダーが悪だから一生懸命戦っているんだ」という様なこ...

一般の方から純粋に聞かれる質問

OFFICE GEKKOU公式HPの方に、よくあるご質問というページがあります。多少なりとも気になった方の参考になればと思い、いくつか例をあげさせて頂いているのですが、今回はこちらの方にちょっとフランクな質問というか、これまでに投げかけられた中からたまに聞かれる変わったものを、いくつかあげてみたいと思います。お暇潰しにご一読下さい。Q1.相談者の人と恋愛感情が芽生えたりしないの?これ、よく聞かれますねぇ。単純にそう...

A君と私(8)

小学4年生にして人との接し方が180度近く変わってしまったA君のことを、恥ずかしい話だが私は少しダサくなったとか、弱くなったと思ったこともあった。だが実際は、そんなことを思ってしまう私の方がよっぽどダサくて精神的レベルも低かった、ということに気付いたのは大人になってからの話である。そこにいち早く気付くのは私でなければいけなかったのに、今だに自分でも情けない。ただ本当の意味でそこを理解は出来ていなかった...

A君と私(7)

A君が戻って来て数日が経った。しかもクラスも同じになった為、以前にも増して一緒に居る時間が増えた。転校先ではどんなことがあったのか、その普通ではない色んなエピソードを聞かせてもらうのが面白くて、休み時間が待ち遠しい程である。そして、A君の悪戯心は1年以上経っても健在で、色んなことをしてよく私を笑わせてくれた。それに対して私も対抗心からA君を笑わせるので、時には二人で小学生の度を超えることがあり、担任...